人生で一番綺麗に書けた文字

10年以上前、私が通っていた小学校は途中で合併し二つの小学校がひとつになりました。

少子化に伴い生徒の数は減り、合併前の時点で私のクラスは生徒18人(男子10人女子8人)でした。

お隣の小学校も同じような現状で合併を余儀なくされました。

合併した結果クラスは2つになり、1クラス30人くらいはいたのかな。

新しいクラス、新しい友人にうきうきしてたと思います。

ふたつが一つになりましたが校舎は私が通っていた方を使っていました。

なので私としてはいつもの学校に人が増えたという印象でした。

私が卒業をしたあと新たに校舎が近くに建てられて在校生はそっちに移りました。

残った校舎は結構な時間取り壊されることもなく廃校舎として存在し続けました。

いつしかその廃校舎の取り壊しが決まりました。

そしてある日、取り壊し前最後に一般住民が校舎の中をみて回れるイベントが開催されました。

本当にこの校舎とは最後のお別れです。

私はこの廃校舎と土地についてを大学での研究対象にしておりこのイベントに参加しました。

廃校になってからずっと手付かずの校舎は埃っぽくはありますが、昔となんら変わらない姿を見せてくれます。

昔を思い出しながら校舎をみて回りました。

そしてそのイベントでは参加者にペンが配られて思い出を校舎に書きましょう、と

みんな想い想いのメッセージを壁や黒板、窓ガラスなどに書いてました。

私もスクリーンに絵を書いたり黒板に絵を書いたりして思い出に浸っていました。

教室の後ろにある黒板にふと文字を書きました。

太めの油性ペンでゆっくりと丁寧に。

私はもともと文字が綺麗な方ではないですし、少し癖のある字を書きます

しかし、書き終えた時、今までの人生でかつてないほどの綺麗な文字が書かれていました。

油性ペンのペン先が功を奏したのか黒板の質感とペン先がシンデレラフィットしたのか

黒板にはこう記されていました。




































野々村真


おつかれさまでした。りせっとぼたんをおしながら でんげんをおきりください

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